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2020/04/19 22:20
アピノンエアーなどの空間除菌に使用されている薬品は、「安定化二酸化塩素」と呼ばれていますが、これは特定の化学薬品を指した名称ではなく、プールの消毒剤などに利用されている「二酸化塩素」を発生する薬品の総称です。
塩素といえばキッチンや浴室のカビ取りや漂白に使う「次亜塩素酸ナトリウム」がなじみ深いですが、次亜塩素酸ナトリウムと二酸化塩素、この違いを解説します。
使用時の副産物について。次亜塩素酸ナトリウムを消毒剤として使用すると、薬品のなかのナトリウムが有機物と反応し、フルオロホルム、クロロジフルオロメタン、クロロホルムなど、「トリハロメタン」と呼ばれる有害な化合物を作ることがあります。なかでもクロロホルムは、発ガン性や催奇性、肝障害や腎障害を引き起こすリスクが高い有害な副産物です。
一方、二酸化塩素はナトリウムを含んでいないため、有機物と反応してトリハロメタンを生成することがありません。薬品自体の安全性が高いだけではなく、有害な副産物ができないという点からも、次亜塩素酸ナトリウムよりも安全だと言えます。二酸化塩素は、アメリカ環境保護庁、アメリカ食品薬品局、世界保健機構(WHO)において安全性、殺菌消毒性能、脱臭性能、防腐等の効果が認められている、安心・安全な消毒剤です。
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