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2020/04/19 22:18
アピノンエアーなどの空間除菌に使用されている薬品は、「安定化二酸化塩素」と呼ばれていますが、これは特定の化学薬品を指した名称ではなく、プールの消毒剤などに利用されている「二酸化塩素」を発生する薬品の総称です。
塩素といえばキッチンや浴室のカビ取りや漂白に使う「次亜塩素酸ナトリウム」がなじみ深いですが、次亜塩素酸ナトリウムと二酸化塩素、この違いを解説します。
まず安全性。
そもそも「塩素」は、強力な酸化力を持つ化学物質です。
その強い酸化力があるからこそ消毒剤としての効果を発揮するのですが、人体にも毒性や刺激性があります。塩素ガスを吸ったり、高濃度の塩素系薬品を飲んだりすると、当然健康被害を起こします。
漂白に使われることの多い次亜塩素酸ナトリウムは塩素に近い化学特性を持っているため、消毒や漂白の効果は高いものの、人体や金属に対する影響力が強い成分です。そのため、加湿器等に入れてその蒸気を吸ってしまうと、頭痛や吐き気を感じることがあり、逆に健康被害を起こしかねません。
一方、二酸化塩素は体内にも存在する成分なので安全性が高く、人体や金属へもほとんど影響しないとされています。二酸化塩素は、アメリカ環境保護庁、アメリカ食品薬品局、世界保健機構(WHO)において安全性、殺菌消毒性能、脱臭性能、防腐等の効果が認められている、安心・安全な消毒剤です。
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